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写真講座7 動くものと光
- 2008.03.12 Wednesday
- 写真講座
- 09:51
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- by jar
長崎港
もう何年も前、月島の赤提灯で、学生のころからの写真の仲間と
三人で飲んでいた時、
年季の入ったおしながきの紙がぺたぺたと貼ってある壁を、
つつっと横切って行ったものがあった。
三人とも同時に、コップ酒を持つ手が止まり、眼がぴっとかすかに動き、
会話が止まった。ひと呼吸あって、
お互い眼をみかわし、思わず吹き出した。
満席のその店で、その怪しげなやつに反応したのは、ぼくたちだけだった。
「動くもの」にぴっと反応するのはカメラマンの習性。
眼の隅になにかを感じるという資質が鍛えられている。
同様に今ひとつ、自分の意志と関係なく、反応するものに、
「光」 がある。
どこかでわずかでも光るものがあれば、思わず見てしまう。
雲間から差してくる光は勿論、草の葉のうえの朝露の光、
道ばたに落ちているガラスのかけらの反射、
宝石の輝き、眼の中の光。
しかし、「写真の基本は光と影」と言った場合の光は、単純な光ではない。
どんな光がどこから来るかで、写真の雰囲気も内容も変化する。
意識して光と影を見ていないと、この感覚は身につかない。
刺すような光 包むような光 冷たい光 暖かい光 思索的な光 官能的な光
曇りの日だって、雨の日だって、光はあるのです。
「光を表現できる」ことは自分の表現したい写真を撮るための重要な要素です。
いろんな光を撮影して感覚を磨く事も必要です。
写真講座6 レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の絵
- 2008.02.27 Wednesday
- 写真講座
- 11:56
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- by jar
TVのダ・ヴィンチの番組でこの絵が
ダ・ヴィンチが死ぬまで手放さなかった3枚の絵
のひとつ、『洗礼者聖ヨハネ』と説明された。
あとの2枚は、『モナリザ』『聖アンナと聖母子』
白と黒で 光と影
舞台写真のようだ。
なんとも写真的だ。
ダ・ヴィンチは写真の祖でもあったのか。
と
ところが調べてみると
この絵が元。
全然印象が違う。
わざとなのだろうか。
なにか意味があるのだろうか?
悪魔と天使ほども違う。
写真も表現の仕方をちょっと変えるだけで、
意味が逆になったりすることもあるのです。
心しましょう。
写真講座5 雨の日
- 2008.02.26 Tuesday
- 写真講座
- 14:08
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- by jar
雨の日は、
暖かいコーヒーを飲みながら
写真選び。
雨粒や雨の波紋や
雨の雰囲気や
雨を撮るのは
意外と大変なんです。
チャレンジしてみてください。
写真講座4 写して解る
- 2008.02.23 Saturday
- 写真講座
- 23:33
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- -
- by jar
このピアノを弾く手は、バッハのプレリュードを
一曲弾いたときの手の動きです。
この短い曲が弾かれている間に
109カット撮っています。
その中の7カットです。
角度を変えたり、ポジションを変えたり、
ピントを変えたり、ブラしたり、寄ったり。
できる限り撮っていきます。
今回はエルマリート90mm一本だけでしたが、
時間が許せば、望遠や広角でも撮りたいところです。
どの写し方がよかったか。どれを選ぶか。
手の動き 手の表情 指の美しさ
力強さ 形の面白さ いろいろな
要素があることに気づきます。
写真講座 3 ライカのレンズがキャノンに!
- 2008.02.20 Wednesday
- 写真講座
- 22:56
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- by jar
新宿西口のヨドバシカメラに、
久しぶりにいった。
僕が写真学校に行っている頃からの
つきあいだから、もう30ん年になる。
きたない平屋の木造の倉庫だったっけ。
そこでライカのレンズがキャノンのボディに
つくアタッチメントを発見。
それ以来、うきうきと、ライカレンズで
Snap Snack!!
今日はズミクロンの50mm一本でいこう。(ブレッソンのように)とか
エルマリートの28mmと アポテリートの180mmも
もっていこうかな。とか
エルマリート35mm エルマリート90mmのどれにしようか
とか。楽しんでいるのです。
単体のレンズはたのしい。
ズームと違って、自分が動いて被写体との距離を
決めたりしなくてはならないので、レンズの画角と
写り方をよく知ることになるのです。
それにしても、むかしのライカのガラス製レンズの
ズッシリ感は、確実に光を捕らえるんだ!という意思を
感じる。
写真講座 『歯医者さん』
- 2008.02.20 Wednesday
- 写真講座
- 00:21
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- by jar
写真講座 2 なにを写せばよいか
去年の夏、
右の奥歯がすさまじく痛くなって、
ご近所のO歯科へ駆け込んで以来、
僕の歯と仲良くしてもらっている、
治療具君たち。
最初はなかなか仲良くしてくれなかったけど。
冷静に見れるようになったのは、ごく最近の事。
写すのはなかなか勇気のいる事でした。
みなさんも、身近なちょっとした出来事を
写す事から始めませんか?
レンズを向けて、写真に撮ってみると、
新鮮な驚きがありますよ。
一年半ぶりのポジフィルムの写真選び
- 2008.02.16 Saturday
- 写真講座
- 22:37
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- by jar
写真講座 1 銀塩フィルムとデジタルデータ
フィルムでの撮影は、
一種独特の気合いと緊張感があります。
現像があがってみないと、撮れているんだか、
どうなのか、わからないので、
どこかで、観念するしかないのです。
でも、経験と体が覚えていてくれるので、
自然にカメラを操作している自分に驚いたりします。
久しぶりにポジフィルムを見ると、
(パソコンの画面でみる写真と比べて)
かなりコントラストが強くすきっとした感じがあり、
影の部分がぐっと締まって、濃厚。
光は限りなく透明。写っているもの一つ一つが、
くっきりしている。
この力強さを忘れていたなと反省。
デジタルでもバシッとやらなくては。
甘い画面とはさようなら。
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